2011・7・10フォーラムテーマ
「トラックから鉄道・自転車への転換を市民目線で考える
~物流のモーダルシフト~」
食卓までの食材・宅配便の届き方を学んで
環境負荷の低い輸送手段を選ぼう!
東京大気裁判終了後、今回で第三回になる、
「環境・交通・まちづくり市民フォーラム2011」
のテーマは「トラックから鉄道・自転車への転換
を市民目線で考える~物流のモーダルシフト~」
です。モーダルシフトとはトラックから鉄道や舟
運など環境負荷の少ない輸送手段に転換する
事を云います。
巨大な災害に見舞われた我が国はこれまでの価値観を大幅に変えざるを得ない状況になっています。今後の鉄道やトラムには貨物や自転車を同時に搭載できるようなシステム提案等、市民の立場からも既存の枠組みにとらわれない視点による交通モードを模索する必要があります。例えば、今後の自転車道ネットワークは、障がいのある方のハンドサイクルや貨物運搬用自転車のために再定義して自動車からのシフトをさらに積極的に図れないでしょうか。
今回のフォーラムでは、見えにくかった「物流」を一般消費者にもわかりやすく、提言の可能な交通モードとして考えるきっかけにしたいと思います。貨物鉄道や舟運の重要性を消費者に理解していただき、空間の再配分で貨物自転車道や貨物鉄道・貨物トラム等の推進によりトラック利用を減らす方策を探ります。
<基調講演>
「環境にやさしいモノの運び方 -札幌地下鉄物流の試み-」
講師:兵藤哲朗さん 東京海洋大学教授
都市計画と物流システム専門家の兵藤教授に、わかりやすいロジスティクス(物流)の基礎知識と、札幌地下鉄貨物運搬実験の概要を説明いただき、新しい発想による貨物と旅客の混合輸送を進める事でトラックからのモーダルシフトを実現する動きについてお話いただきます。京都の路面電車で貨物輸送を開始した事例や食品の物流と環境負荷についても情報提供いただく予定です。
<ディスカッションパネリスト>
●「フランスの貨物鉄道インフラ整備計画事例紹介」
萩原隆子さん 財団法人 運輸調査局主任研究員
●「市民と行政の協働で実現した自転車走行空間~金沢市の事例から」
三国成子さん 地球の友・金沢
●「サイクルトレイン・鉄道と自転車の連携+自転車走行の大問題・・日本の常識は世界の非常識」
元田良孝さん 岩手県立大学教授
ほか
コーディネーター:鈴木一之 環境NGOエコ・クリエーターズ・クラブ
基調講演の後、3~4人のパネリストによる15分程度の小報告及び質疑応答ディスカッションを予定。会場後方で参加団体によるA1パネル展示。
フォーラム終了翌日から主婦会館1階ロビーで参加団体パネル展示。7月11日~8月31日を予定。
日時:2011年7月10日の日曜日/午後14時~18時半
会場:主婦会館プラザエフ(JR四ッ谷駅前)9階会議室スズラン(140人)
主催:環境・交通・まちづくり市民フォーラム実行委員会
東京あおぞら連絡会
後援:主婦連合会、青空の会、環境NGOエコ・クリエーターズ・クラブ
参加費:資料代として500円
問い合わせ先:東京あおぞら連絡会 tel 03-5802-3551
(情報は随時更新します)
過去の市民フォーラム
第一回 2008年10月26日 「環境・交通・まちづくり市民フォーラム」豊島区民センター
第二回 2009年11月8 日「環境・交通・まちづくり市民フォーラム2009」主婦会館プラザエフ
<A1パネル展示予定団体>●環境・交通・まちづくり市民フォーラム2011実行委員会●東京公害患者と家族の会●大気汚染測定運動東京連絡会●東京あおぞら連絡会●カーフリーデージャパン●環境NGOエコ・クリエーターズ・クラブ●NPO法人全国鉄道利用者会議●都電網研究会●クルマ社会を問い直す会●持続可能な地域交通を考える会●都市型新物流システム研究会 ●岩手県立大学元田研究室●地球の友・金沢●環境自治体会議 ●青空の会●秋田内陸線サポータ- ●ファイブフォース●NPO法人みらくる(かつしかベロタクシー)●こだいら市民提言の会 ●公共交通と持続可能な物流研究会